2018年は、Youtubeの広告審査が厳しくなり動画の審査が落ちた!という方も多かったと思います。
あのチャンネルは良かったのに、どうして?と思う事もあると思うので、僕なりにYoutubeの広告審査が厳しくなるだろうな、と思うYoutubeチャンネルのジャンルをお伝えします。
Youtubeで審査が落ちるジャンル
Youtubeで審査が落ちる動画ジャンルは、まず権利関係が不明瞭なものです。
例えば、高校野球の撮影をしてアップしているチャンネルがあるのですが広告が外れているものが多いと思います。Youtubeは未成年が動画に出ている場合、児童労働に関する法律と規則を重視していると思うんですね。動画の編集画面で未成年に関する動画の確認項目があるんです。
で、高校野球とかを撮影してアップして広告収入を得たい場合、動画に出ている高校生達の許可が必要になりますよね。でも、おそらく許可をとらずにアップしていると思います。
それから、Youtubeで使っていいかわからないゲーム系チャンネル
例えばNintendoの場合は、申請をすればゲーム実況チャンネルで使ってOKと公式で認めているものがあります。
ですが、そうした許可が公式で出ていないメーカーのゲーム実況は審査落ちる可能性があります。
こうした権利関係が怪しい動画はYoutubeの広告審査は落ちる可能性が大きいと思います。
(未成年の動画に関しては、子供がいかにもユーチューバーとして活動しているのがわかるような動画はOKだと思います。)
ですので、テレビ・映画・音楽・ラジオはもちろん、出版されている漫画やDVDを使ったコンテンツ、芸能人の写真を勝手に使ったようなコンテンツも権利関係が怪しいので落ちる可能性が大きいですね。
特に、今ヨーロッパ圏(EU)で、著作権保護に関しての新しい法律が議論を巻き起こしているのですが、その影響もあってかYoutube全体的に著作物に関してより厳しくなると思います。
気をつけた方が良い動画の表現
続いて、ジャンル的には問題なくても、広告審査がひっかかるかもしれない動画を説明しますね。
Youtubeはアップされている動画もAIによって審査をしています。その中で、動画が削除されてしまったり広告が停止されてしまう動画もあるんです。
例えば、グロテスクに見えてしまう動画や、セクシーに見えすぎる動画、危険な行為と思われる動画。この辺は偶然でもAIの判定は厳しめですね。動画の目的がどうであれ意図していなくても、AIは問答無用でアウトにするので、注意が必要です。
僕のチャンネルでAIによる誤認で広告が止まったものといえば、女性のシルエットイラストを使った動画が止まりました。体のラインがわかるようなシルエットイラストをサムネイルに使ったのですが、セクシー路線ととらえられたのかもしれません。
2019年は法律が厳しくなると思います。
また、2019年厳しくなると予想しているのが、健康や医療に関わりがある事です。例えば、○○を使ったら病気が治りました!みたいな動画ですね。この辺、ネット業界では有名な事なのですが、法律に抵触する可能性があるんです。
テレビCMや、通販サイト、ネットショップなどは、かなり表現の規制があります。実際、2018年は行政からの指導や命令・罰金が入った会社も少なくありません。
その流れで今、テレビCMでは、「○○飲むだけでこんなに痩せました!ダイエットビフォー・アフター」みたいな表現が使えません。これと同じような事がYoutubeでも起こる可能性は十分あるんですね。
ですので、美容系Youtuberを目指している方は法律面を気にしておかないとある日突然チャンネル削除!という事が起こるかもしれないですね。
Youtubeの審査を受ける前に動画の重複に要注意!
Youtubeの審査を受ける段階までチャンネルが育ったら一度確認をして欲しいのが動画の重複です。
例えば、毎回文字だけ変えて背景はまったく同じサムネイルで、中身は音声だけ。こういうチャンネルだと、AIによって重複と判断されやすいです。ツールで大量生産しているように判断されてしまいがち。
Youtubeのコピーコンテンツ解析力ってけっこうすごいんです。
僕は、動画作る時に海外の動画素材サイトで購入したもの部分的に使ったりするのですが、他のチャンネルでも同じ素材を使っていたら少しの一致でも著作権問題としてメールが飛んできます(苦笑) もちろん、正式に購入しているものなので、それ権利元に説明して問題は解決しましたが、AIは容赦ないです。
特に、有名なフリー素材などだと使っているチャンネルも多い可能性があります。他のチャンネルと同じようなチャンネルになっていると、AIによってコピーコンテンツ・重複と認識されやすいです。
ですので、フリー素材を使う場合でも、加工したり組み合わせて使ってみたりと、自分なりの工夫を施してみてください。
結論 Youtubeはオリジナル+安全安心を求めている
Youtubeが求めている方向性は、オリジナル+安心安全です。
子供が見ても安心して見られるジャンル。こういうものがYoutubeの広告審査は落ちにくいと思います。
Youtubeも企業なので、何でもありにすると、スポンサーがいなくなって成り立たなくなってしまうんですね。スポンサー的にも広告掲載できるチャンネルを選んでいるわけではないので、怪しいチャンネルや問題になりそうなチャンネルに自社の広告が掲載されていたら、イメージダウンになってしまいます。
Youtubeはゆるいとはいえども、この辺はテレビの理屈と同じですね。
実際海外有名ユーチューバーが日本であんな事をしてあんな動画をアップしなければ、ここまで厳しくならなかったのではないかな、と個人的に思いますが、彼を恨んでもYoutubeに文句を言っても良い事はありません。
Youtubeで広告掲載して稼ぎたいなら、そのルールに則って、共存共栄という方向を!